Welcome to Model United Nations Kyusyu branch!!

模擬国連とは...

 模擬国連とは、会議参加者が、各国の「大使」を担当し、実際の議事進行手続きに則って国連の会議をsimulate(模擬会議)することにより、国連の意思決定過程を体感的に学ぶ研究活動です。模擬国連の発端としては、1923年のハーバード大学における模擬国際連盟としての開催が挙げられると言えます。その後に、高校や大学における授業での採用や、学生の課外活動として世界中に広まっていきました。
 日本においては欧米の教育機関への留学を終えた教員や学生たちにより、模擬国連の存在が認識されるようになりました。そして、当時は上智大学の教授であった、前国連難民高等弁務官の緒方貞子さんを顧問として「模擬国連実行委員会」が発足しました。 その後、活動の規模は拡大し、現在の「日本模擬国連」と改名されています。
 日本模擬国連では年に数回、全国規模の会議が行われます。なぜなら、模擬国連活動における様々な目的のうちの最も重要なものの一つとして、模擬国連会議を行う事が挙げられるからです。
 会議では、実際に国連で行われている形式と同じ方法を用いて、国際問題について議論を繰り広げます。その過程において、日本全国に限らず、世界中に友達を作ったり、交渉能力を身に付けたり、自己表現能力を高めたり、語学力を付けたりすることができます。また、国際問題に対する知識が増えるだけでなく、物事を論理的に考察することも可能になるでしょう。
 しかし、実際に何を身に付けることができるか、また何を学び取るのかといったことはみなさんの考えや行動一つにかかっています。 模擬国連の歴史はまだまだ新しいものであり、これからを作っていくのは私たち一人一人です。そして、模擬国連とは何かとの問いの答えも様々だと言えます。
 模擬国連活動を通して、みなさん一人ひとりにとっての模擬国連というものを作り上げていってください。
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